情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
蓮さんは痛む肩を押さえながら椅子から立ち上がった。
「俺も湊の言葉に従って病室を出る。じゃあな。日葵」
「あの・・・蓮さん」
「何?」
蓮さんは私に復讐したいだけだとしても、私自身はもう彼に堕ちていた。
悪魔でもいい・・・
高校時代には見えなかった蓮さんの本当の姿。
彼は見た目だけでなく、中身も素敵な男性だった。
キケンを顧みず、私と真琴兄ちゃんを守ってくれた。
勇ましく、危なげな彼は私の王子様ーーー・・・
「蓮さんは私の待っていた白馬の王子様ですよ」
「やっぱ、日葵お前…頭打っておかしくなったんじゃねぇか?大丈夫か?湊を呼び戻そうか?」
「大丈夫です。私は真面目に言っているんです」
「…やっと俺に惚れたか・・・ここまでしないと俺に堕ちて来なかったお前は本当に面倒くさいお姫様だな」
蓮さんはテレ臭そうに笑うと、ベットに身を乗り出し、私の唇を軽くキスした。
「蓮さん・・・」
「怪我は治ったら、セックスするぞ」
「もっと…オブラートに包んで下さい」
「じゃ子作り」
「それも・・・」
「じゃお前の全部を貰うぞ。日葵、じゃあな」
肝心な言葉がなかったけど、ひねくれ者の蓮さんに強要は止めよう。
「俺も湊の言葉に従って病室を出る。じゃあな。日葵」
「あの・・・蓮さん」
「何?」
蓮さんは私に復讐したいだけだとしても、私自身はもう彼に堕ちていた。
悪魔でもいい・・・
高校時代には見えなかった蓮さんの本当の姿。
彼は見た目だけでなく、中身も素敵な男性だった。
キケンを顧みず、私と真琴兄ちゃんを守ってくれた。
勇ましく、危なげな彼は私の王子様ーーー・・・
「蓮さんは私の待っていた白馬の王子様ですよ」
「やっぱ、日葵お前…頭打っておかしくなったんじゃねぇか?大丈夫か?湊を呼び戻そうか?」
「大丈夫です。私は真面目に言っているんです」
「…やっと俺に惚れたか・・・ここまでしないと俺に堕ちて来なかったお前は本当に面倒くさいお姫様だな」
蓮さんはテレ臭そうに笑うと、ベットに身を乗り出し、私の唇を軽くキスした。
「蓮さん・・・」
「怪我は治ったら、セックスするぞ」
「もっと…オブラートに包んで下さい」
「じゃ子作り」
「それも・・・」
「じゃお前の全部を貰うぞ。日葵、じゃあな」
肝心な言葉がなかったけど、ひねくれ者の蓮さんに強要は止めよう。