情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
私はひと晩で退院したけど、蓮さんは入院する羽目になった。
私は蓮さんに付き添う。
「ただのかすり傷だと言うのに、大げさなんだよ」
蓮さんはブツブツ文句を言いながら、ベットの上でタブレットを片手に仕事をこなした。
「休んだ方が・・・」
「俺は大丈夫だ!」
蓮さんはキレて大声を上げる。
「入るぞ」
「その声は…お爺様・・・」
私が最も苦手とする桐生会長が神尾さんと共に入って来た。
「蓮…神尾から訊いたぞ・・・」
桐生会長はベット脇にあった椅子に腰を下ろし、険しい顔で蓮さんを見た。
「別に唯のかすり傷だよ。お爺様。命に別状ねぇから…安心して」
「・・・安心だと!?お前はちっとも自分の立場を理解していない・・・蓮お前は・・・」
「次々後継者だろ?お爺様の言いたいコトはわかっていますから・・・」
桐生会長は杖で二度強く大理石の床を叩いた。
「日葵さんはあんたは蓮にとっての疫病神だ・・・神尾から全部訊いたぞ!!
お前は『金森薬品』の融資の半分を肩代わりしたそうじゃないか・・・青二才のお前が背負える額ではないだろ?
その上、命の危険まで冒して・・・」
「・・・俺が無茶をするのは全部・・・日葵に惚れているからだよ!!お爺様。俺はお爺様が反対しようが・・・日葵と結婚するからな!!」
私は蓮さんに付き添う。
「ただのかすり傷だと言うのに、大げさなんだよ」
蓮さんはブツブツ文句を言いながら、ベットの上でタブレットを片手に仕事をこなした。
「休んだ方が・・・」
「俺は大丈夫だ!」
蓮さんはキレて大声を上げる。
「入るぞ」
「その声は…お爺様・・・」
私が最も苦手とする桐生会長が神尾さんと共に入って来た。
「蓮…神尾から訊いたぞ・・・」
桐生会長はベット脇にあった椅子に腰を下ろし、険しい顔で蓮さんを見た。
「別に唯のかすり傷だよ。お爺様。命に別状ねぇから…安心して」
「・・・安心だと!?お前はちっとも自分の立場を理解していない・・・蓮お前は・・・」
「次々後継者だろ?お爺様の言いたいコトはわかっていますから・・・」
桐生会長は杖で二度強く大理石の床を叩いた。
「日葵さんはあんたは蓮にとっての疫病神だ・・・神尾から全部訊いたぞ!!
お前は『金森薬品』の融資の半分を肩代わりしたそうじゃないか・・・青二才のお前が背負える額ではないだろ?
その上、命の危険まで冒して・・・」
「・・・俺が無茶をするのは全部・・・日葵に惚れているからだよ!!お爺様。俺はお爺様が反対しようが・・・日葵と結婚するからな!!」