情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
「話を断る?心外だな。俺はお情けでお前のパパの会社に融資をしてやると言ったんだ。大手のメガバンク『帝和銀行』にも見捨てられ、パパの会社の倒産は時間の問題。お前はそれを承知で俺の話を断るのか?親不孝な娘だ」
この話を断るのは親不孝だと思っているけど・・・どうしても嫌っ!!
「就職だけなら受け入れますけど…結婚は嫌です。結婚と言うのは好きな者同士がするのが結婚ですから・・・」
「日葵お前が俺をスキになればいい。問題ないだろ?もしかして、久方振りに再会したこの俺に一目惚れしてもうスキになってるか?」
世界中のオンナが自分に惚れてしまうかのようなナルシストぶりは健在。
自意識過剰にもほどがある。
余りにもあっさりと言うものだから、訊いた私の口はポカーンと開いてしまった。
「何だよ!?その顔」
「桐生さんはどうなんですか?」
「何が?」
桐生さんは急に頬を赤らめて、あたふたした。
彼の意外な反応が面白く心の中で笑ってしまった。
「何がって・・・貴方は私のコト、どう思っているんですか?」
「どうって…別に・・・俺が結婚するのは社長になる為の手段だ。俺だってまだ二十四歳。結婚なんてしたくないけど、会長であるお爺様の命令だ。逆らったら、社長になれない」
「命令だからって、私よりももっと貴方には相応しい方が居るでしょ?」
「俺と結婚出来るんだ。もう少し光栄に思えよ」
彼はソファから立ち上がって、傲慢な視線を向け、威圧的に言い放つ。
唯我独尊の態度は昔と全く変わらない。
「俺はお前とはお情けで結婚してやるんだ!いいから、お前は黙って俺の子を産めっ」
この話を断るのは親不孝だと思っているけど・・・どうしても嫌っ!!
「就職だけなら受け入れますけど…結婚は嫌です。結婚と言うのは好きな者同士がするのが結婚ですから・・・」
「日葵お前が俺をスキになればいい。問題ないだろ?もしかして、久方振りに再会したこの俺に一目惚れしてもうスキになってるか?」
世界中のオンナが自分に惚れてしまうかのようなナルシストぶりは健在。
自意識過剰にもほどがある。
余りにもあっさりと言うものだから、訊いた私の口はポカーンと開いてしまった。
「何だよ!?その顔」
「桐生さんはどうなんですか?」
「何が?」
桐生さんは急に頬を赤らめて、あたふたした。
彼の意外な反応が面白く心の中で笑ってしまった。
「何がって・・・貴方は私のコト、どう思っているんですか?」
「どうって…別に・・・俺が結婚するのは社長になる為の手段だ。俺だってまだ二十四歳。結婚なんてしたくないけど、会長であるお爺様の命令だ。逆らったら、社長になれない」
「命令だからって、私よりももっと貴方には相応しい方が居るでしょ?」
「俺と結婚出来るんだ。もう少し光栄に思えよ」
彼はソファから立ち上がって、傲慢な視線を向け、威圧的に言い放つ。
唯我独尊の態度は昔と全く変わらない。
「俺はお前とはお情けで結婚してやるんだ!いいから、お前は黙って俺の子を産めっ」