情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
俺は日葵に余計な心配を掛けまいと、話を変えた。
「本日のスケジュールは午前11時に『星凛堂』の濱部副社長が来社。
午後12時半からは『開発部』の飯田部長とランチミーティング・・・午後14時からは・・・」
「お前も忙しいな。蓮」
黙って訊いていた蒼斗が呟く。
「これでも俺は副社長だ。五日間休んだ分を取り戻さないと」
「そうだったな・・・」
「金森さん、『星凛堂』の川崎ラボの設計図は何処にある?」
「少しお待ちください」
金森さんは腰を上げて、『設計部』から預かったラボの建物の設計図の入った図面ケースを持って来た。
「昨日、『設計部』の有沢部長から預かりました」
「サンキュー」
「桐生副社長、先にコーヒーを飲んだ方がよろしいかと」
「そうだな」
俺は図面ケースをソファの空いたスペースに置き、金森さんに促され、先に日葵の淹れたコーヒーを飲んだ。
「本日のスケジュールは午前11時に『星凛堂』の濱部副社長が来社。
午後12時半からは『開発部』の飯田部長とランチミーティング・・・午後14時からは・・・」
「お前も忙しいな。蓮」
黙って訊いていた蒼斗が呟く。
「これでも俺は副社長だ。五日間休んだ分を取り戻さないと」
「そうだったな・・・」
「金森さん、『星凛堂』の川崎ラボの設計図は何処にある?」
「少しお待ちください」
金森さんは腰を上げて、『設計部』から預かったラボの建物の設計図の入った図面ケースを持って来た。
「昨日、『設計部』の有沢部長から預かりました」
「サンキュー」
「桐生副社長、先にコーヒーを飲んだ方がよろしいかと」
「そうだな」
俺は図面ケースをソファの空いたスペースに置き、金森さんに促され、先に日葵の淹れたコーヒーを飲んだ。