情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
『ホストクラブ』に行くにはそれ相応の服を着ないと。

「一体、いつまで服選びに時間掛けてるの?金森さん」
あれこれと着ていく服に迷っていると痺れを切られ、寝室に入って来た。

「来ないでください!!」

下着姿の私は蒼斗さんにベットの自分の枕を投げつける。

「女の裸なんて見慣れているから…安心してっ」

「蓮にだって見せたコトないんだから・・・ともかく出ていってください!!」

今度は蓮の枕を投げつけた。

「凶暴な女。さすがは蓮にビンタ食らわしただけのコトあるよ」

蒼斗さんは私の下着姿を見ても、クールフェイス。
彼を魅了するような色気がないのは自覚している。
変に欲情されても困るし、彼の無反応さに安心した。



< 128 / 179 >

この作品をシェア

pagetop