情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~

蓮side~

「久遠、久しぶり」

「お久しぶりです。涼子さん」

「私、ずっと寂しかったんだから・・・」

彼女は六本木の「ソフィア」というキャバクラのNO1キャバ嬢。俺と彼女はこの店で知り合った。

「本業の方が忙しくて…つい店の方には顔出せなくて、申し訳ありません」

「久遠の昼間の仕事って何してるの?」

「工事現場の肉体労働だよ」

「ええ~っ!?そんな風に見えない・・・」

彼女は黄色い声を上げて、驚いた。

日葵ももう少し涼子さんのように可愛ければ・・・俺も変な意地を張らずに、素直になれるのに。


「久遠」

フロアマネジャーの笠木さんが俺のテーブルに来ると、耳許で囁いた。

「蒼斗さんという方がお見えになられていますよ」

「蒼斗がっ!?一人か??」

「女性と同伴ですが・・・」

日葵と一緒に来てるのか!?

「わかった…すぐに行く。テーブルに案内しておいてくれ」

「わかりました」




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