情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
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ランチを食べ、満腹感から強い眠気が襲い掛かる昼下がり。
「副社長、エントランスに霧島涼子さんというお名前の女性が来社されていますが、どういたしましょうか?」
「涼子…アイツ・・・」
ノートパソコンの画面を見ていた蓮が真琴兄ちゃんの顔を向けた。
「俺は不在だと言って追い返せっ!」
「承知しました」
「玉の輿に乗る涼子さんの夢は本物だったんだな・・・」
蓮の声が大きい。
自分では独り言を言っているつもりだけど、周囲の私達には丸聞こえだった。
「俺、悪いコトしたな・・・蓮と金森さん、涼子さんの三角関係に発展しそうだね・・・」
「やっと自分のせいだと自覚したか…蒼斗」
再び、内線が響く。
「副社長室、秘書の金森です」
ーーーーー先ほどの来客の方ですが・・・副社長に会うまでは帰らないと駄々を捏ねられて、受付業務に支障が出ているのですが・・・
「わかりました」
私は内線を保留にして、その旨を蓮に伝えた。
「わかった…会うから…副社長室まで連れてきてくれ」
「俺が迎えに行こうか?」
「お前はいい・・・金森さん、お願いします」
「承知しました」
「蓮!?何言ってんだ?金森さん一人で行かせるのは危険だろ?全く。俺も行くぞ」
「蒼斗、涼子さんに変なコト言うなっ!」
「何も言わないさ。俺は金森さんの護衛に付き添うだけだ・・・」
真琴兄ちゃんが涼子さんを迎えに1階へと下りた。
ランチを食べ、満腹感から強い眠気が襲い掛かる昼下がり。
「副社長、エントランスに霧島涼子さんというお名前の女性が来社されていますが、どういたしましょうか?」
「涼子…アイツ・・・」
ノートパソコンの画面を見ていた蓮が真琴兄ちゃんの顔を向けた。
「俺は不在だと言って追い返せっ!」
「承知しました」
「玉の輿に乗る涼子さんの夢は本物だったんだな・・・」
蓮の声が大きい。
自分では独り言を言っているつもりだけど、周囲の私達には丸聞こえだった。
「俺、悪いコトしたな・・・蓮と金森さん、涼子さんの三角関係に発展しそうだね・・・」
「やっと自分のせいだと自覚したか…蒼斗」
再び、内線が響く。
「副社長室、秘書の金森です」
ーーーーー先ほどの来客の方ですが・・・副社長に会うまでは帰らないと駄々を捏ねられて、受付業務に支障が出ているのですが・・・
「わかりました」
私は内線を保留にして、その旨を蓮に伝えた。
「わかった…会うから…副社長室まで連れてきてくれ」
「俺が迎えに行こうか?」
「お前はいい・・・金森さん、お願いします」
「承知しました」
「蓮!?何言ってんだ?金森さん一人で行かせるのは危険だろ?全く。俺も行くぞ」
「蒼斗、涼子さんに変なコト言うなっ!」
「何も言わないさ。俺は金森さんの護衛に付き添うだけだ・・・」
真琴兄ちゃんが涼子さんを迎えに1階へと下りた。