情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
《19》同窓会
蓮side~
見合い当日。
朝一で、会長室に呼び出され、「くれぐれも粗相がないようにするんだぞ」とお爺様に強く釘を刺された。
「朝から気が重いぞ」
「粗相があれば、お爺様と陽枝さんを推した伊集院元総理の顔に泥を塗るコトになるからな」
「涼子さんの時のように代わり身出来ないか?蒼斗」
「陽依さんには興味あるけど。智也先輩と親戚になる気はない」
「蒼斗は智也先輩と今でも連絡取り合っているようだな」
「まあな・・・俺と智也先輩のコトはいいじゃん。それよりもさっき預かった書類に目を通してくれ、蓮」
俺が不在の間、留守を預かっていた蒼斗が書類を渡した。
「サンキュー」
「すべては日葵ちゃん次第だ。蓮」
俺は意味深な蒼斗の言葉に首を傾げた。
「そうだ。来週の火曜日、『ジーザス』の吉良CEOが来日するらしい」
「『ジーザス』としても『ラビエータ』に金森さん奪われたくないようだ。吉良CE0は平和主義者だし、生物兵器は作らせないと思う」
「それを訊いて、安心した。日葵にも伝えないとな」
「お前が伝えてやれよ。蓮」
「俺が!?冗談言うなよ」
後味の悪い別れ方して、日葵の顔なんてまともに見れるかよ。
朝一で、会長室に呼び出され、「くれぐれも粗相がないようにするんだぞ」とお爺様に強く釘を刺された。
「朝から気が重いぞ」
「粗相があれば、お爺様と陽枝さんを推した伊集院元総理の顔に泥を塗るコトになるからな」
「涼子さんの時のように代わり身出来ないか?蒼斗」
「陽依さんには興味あるけど。智也先輩と親戚になる気はない」
「蒼斗は智也先輩と今でも連絡取り合っているようだな」
「まあな・・・俺と智也先輩のコトはいいじゃん。それよりもさっき預かった書類に目を通してくれ、蓮」
俺が不在の間、留守を預かっていた蒼斗が書類を渡した。
「サンキュー」
「すべては日葵ちゃん次第だ。蓮」
俺は意味深な蒼斗の言葉に首を傾げた。
「そうだ。来週の火曜日、『ジーザス』の吉良CEOが来日するらしい」
「『ジーザス』としても『ラビエータ』に金森さん奪われたくないようだ。吉良CE0は平和主義者だし、生物兵器は作らせないと思う」
「それを訊いて、安心した。日葵にも伝えないとな」
「お前が伝えてやれよ。蓮」
「俺が!?冗談言うなよ」
後味の悪い別れ方して、日葵の顔なんてまともに見れるかよ。