情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
「何だ?喧嘩か?蒼斗」
俺が蒼斗に詰め寄っていると智也先輩と陽依さんが入って来た。
智也先輩は銀色の前髪を掻き上げ、紫色の瞳で興味深そうに見つめた。
「ほら、陽依さんが来たよ。挨拶しなよ。蓮」
俺は蒼斗の胸許から手を離した。
陽依さんは智也先輩よりも一歩前に立ち、俺達に近づいた。
「初めまして、氷室陽依です。桐生副社長」
十九歳とは思えないこの色気はなんだ?
俺は陽依さんに鼓動を高鳴らせる。
女性にしては百七十センチぐらいの高身長。
絹糸のような艶めく長く繊細な黒髪。
白く美しいきめ細やかな肌質に整った顔。
優しい響く声音。
おまけに東大在学の才女。
「蓮お前も自己紹介しろよ」
「あ…そうだな。初めまして、桐生蓮です」
「クッ、蓮は既に陽依に魂持っていかれてるぞ。蒼斗」
智也先輩は喉奥を鳴らし、皮肉気に笑う。
「そうだね」
智也先輩と蒼斗は俺の様子を見て、二人で笑った。
「お前ら・・・」
「まぁ、座ろうぜ」
智也先輩の一声で、椅子に腰を下ろしてテーブルを囲んだ。
「蒼斗、彼女には連絡したのか?」
「一応したよ。でも、来るかどうかは分からない」
「智也先輩は何しに来たんですか?」
「俺は陽依の保護者だ。何か問題あるか?蓮」
「別に・・・」
俺が蒼斗に詰め寄っていると智也先輩と陽依さんが入って来た。
智也先輩は銀色の前髪を掻き上げ、紫色の瞳で興味深そうに見つめた。
「ほら、陽依さんが来たよ。挨拶しなよ。蓮」
俺は蒼斗の胸許から手を離した。
陽依さんは智也先輩よりも一歩前に立ち、俺達に近づいた。
「初めまして、氷室陽依です。桐生副社長」
十九歳とは思えないこの色気はなんだ?
俺は陽依さんに鼓動を高鳴らせる。
女性にしては百七十センチぐらいの高身長。
絹糸のような艶めく長く繊細な黒髪。
白く美しいきめ細やかな肌質に整った顔。
優しい響く声音。
おまけに東大在学の才女。
「蓮お前も自己紹介しろよ」
「あ…そうだな。初めまして、桐生蓮です」
「クッ、蓮は既に陽依に魂持っていかれてるぞ。蒼斗」
智也先輩は喉奥を鳴らし、皮肉気に笑う。
「そうだね」
智也先輩と蒼斗は俺の様子を見て、二人で笑った。
「お前ら・・・」
「まぁ、座ろうぜ」
智也先輩の一声で、椅子に腰を下ろしてテーブルを囲んだ。
「蒼斗、彼女には連絡したのか?」
「一応したよ。でも、来るかどうかは分からない」
「智也先輩は何しに来たんですか?」
「俺は陽依の保護者だ。何か問題あるか?蓮」
「別に・・・」