情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
「智也さん、後一人誰が来るの?」
「蓮の元カノいや婚約者だったな・・・」
「智也先輩は見合いをぶち壊しに来たのか?」
「大体、陽依は見合いする気ないんだ。なぁ―陽依」
「智也さん!?」
「敦司様の顔を立てないといけない。だから、来たんだ」
智也先輩は鬱陶しそうにネクタイを緩ませた。
まずは食前酒をオーダーしようと四人でドリンクのアラカルトを眺める。
「この店も日本酒はねぇのか?残念だな」
「智也先輩はワインよりも日本酒だから・・・」
「私はアップルジュースで」
「そう言わずに飲めよ。陽依」
「でも・・・私、未成年ですし」
いつも寝てばかりだった智也先輩。このまま、社会に出てもニートとなり、引きこもってしまうんじゃないかと心配だったが。それは杞憂だった。
気さくにベラベラにと喋り、高校時代に感じた退廃的な雰囲気は全くない。
卒なくスーツを着こなし、仕事の出来る男を漂わせていた。
「蓮、俺の顔ジッと見てるけど、何か付いてるのか?」
「智也先輩って、喋るんですし、もう少し無口だと思っていました」
「高校時代は息をするのも面倒臭く寝てばかりの男だったからな。
でも、これでも今は営業マンだ・・・話をしないと仕事にならない」
「へぇー…営業の仕事してるんですか?」
「今夜は明和学園高等部出身者が集ってる。見合いじゃなく同窓会しようぜ。蓮」
「同窓会?あ・・・はい」
「蓮の元カノいや婚約者だったな・・・」
「智也先輩は見合いをぶち壊しに来たのか?」
「大体、陽依は見合いする気ないんだ。なぁ―陽依」
「智也さん!?」
「敦司様の顔を立てないといけない。だから、来たんだ」
智也先輩は鬱陶しそうにネクタイを緩ませた。
まずは食前酒をオーダーしようと四人でドリンクのアラカルトを眺める。
「この店も日本酒はねぇのか?残念だな」
「智也先輩はワインよりも日本酒だから・・・」
「私はアップルジュースで」
「そう言わずに飲めよ。陽依」
「でも・・・私、未成年ですし」
いつも寝てばかりだった智也先輩。このまま、社会に出てもニートとなり、引きこもってしまうんじゃないかと心配だったが。それは杞憂だった。
気さくにベラベラにと喋り、高校時代に感じた退廃的な雰囲気は全くない。
卒なくスーツを着こなし、仕事の出来る男を漂わせていた。
「蓮、俺の顔ジッと見てるけど、何か付いてるのか?」
「智也先輩って、喋るんですし、もう少し無口だと思っていました」
「高校時代は息をするのも面倒臭く寝てばかりの男だったからな。
でも、これでも今は営業マンだ・・・話をしないと仕事にならない」
「へぇー…営業の仕事してるんですか?」
「今夜は明和学園高等部出身者が集ってる。見合いじゃなく同窓会しようぜ。蓮」
「同窓会?あ・・・はい」