情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
挙式のリハーサルをしていたのでスムーズに進行していった。両家の親族の紹介と挨拶を終え、会場を退室した。
俺と日葵は介添え人の指示で新郎新婦の控室に移動した。
「挙式は無事に終えたな。残すは披露宴か・・・」
「うん」
「今日の蓮、なんだか凛々しい感じね」
「凛々しい?そうか?日葵お前こそ色っぽいぞ。
このままスイートに直行したい」
「蓮ってば・・・」
第一関門を終え、安堵しながらホテルの人が淹れてくれた茶を啜った。
「何だかこの茶、味が違うな・・・」
「慶事用に出される梅昆布茶らしいわよ」
「へぇー・・・じゃお前も飲めよ。日葵」
「うん」
入籍を済ませている俺達は世間的には夫婦となっていた。
「桐生さんには慣れたか?」
「えっ?あ・・・うん」
「何だよ!?その歯切れの悪い返事は・・・ちゃんと慣れろよ」
日葵も梅昆布茶を啜った。口許の紅が取れないように上品に啜る日葵の姿を微笑ましく眺めた。
「・・・俺も甘い雰囲気に慣れるから・・・」
「慣れてるじゃない」
「慣れてねぇよ」
「新郎新婦、式場の準備が整いました」
控室に介添え人が入って来た。
「日葵、行くぞ。主役の俺達が居ないと披露宴は始まらないからな」
俺は先に立ち上がり、日葵に手を差し伸べた。
「ありがとう、蓮」
俺と日葵は介添え人の指示で新郎新婦の控室に移動した。
「挙式は無事に終えたな。残すは披露宴か・・・」
「うん」
「今日の蓮、なんだか凛々しい感じね」
「凛々しい?そうか?日葵お前こそ色っぽいぞ。
このままスイートに直行したい」
「蓮ってば・・・」
第一関門を終え、安堵しながらホテルの人が淹れてくれた茶を啜った。
「何だかこの茶、味が違うな・・・」
「慶事用に出される梅昆布茶らしいわよ」
「へぇー・・・じゃお前も飲めよ。日葵」
「うん」
入籍を済ませている俺達は世間的には夫婦となっていた。
「桐生さんには慣れたか?」
「えっ?あ・・・うん」
「何だよ!?その歯切れの悪い返事は・・・ちゃんと慣れろよ」
日葵も梅昆布茶を啜った。口許の紅が取れないように上品に啜る日葵の姿を微笑ましく眺めた。
「・・・俺も甘い雰囲気に慣れるから・・・」
「慣れてるじゃない」
「慣れてねぇよ」
「新郎新婦、式場の準備が整いました」
控室に介添え人が入って来た。
「日葵、行くぞ。主役の俺達が居ないと披露宴は始まらないからな」
俺は先に立ち上がり、日葵に手を差し伸べた。
「ありがとう、蓮」