情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
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俺と日葵は滞りなく挙式披露宴終えた一週間後。

「本当に色々とご迷惑をお掛けしました」

「新薬を完成させてくださいね。真琴さん」

俺と日葵、真琴さん、彼の警護に同行する蒼斗四人で、リムジンに乗り込み、羽田国際空港に向かっていた。

公安が用意したリムジンは狙撃やテロの防御に万全の要人が乗り込む特殊型。

智也先輩の伝手で、同じ新薬の開発に携わった笹島チーフとの再会も果たした。
データを盗み取り、『金森薬品』から『ラビエータ』に転職し、新薬の開発をしていたが、会社が突然取りやめ、今は新たな新薬の開発に取り組んでいた。

「ほら、羽田に到着する前に、持って来たスパークリングワインで乾杯しよう。蓮」

「蒼斗、お前は今警護中だろ?いいのか??」

「少し位大丈夫だよ」


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