情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
エピローグ
日葵side~
あれから一年後ーーー・・・
私と蓮には第一子となる女児が誕生した。
名前は葵(アオイ)ちゃん。
「葵ちゃんか・・・蒼斗の子か?」
「智也先輩、悪い冗談よしてくれ。葵は俺の子供だ」
「そうですよ。正真正銘、私と蓮の娘です」
生後三ヵ月目となる葵を見に智也さんが桐生家に来た。
真琴兄ちゃんがアメリカに旅立ち、蓮の仕事が一段落した頃、私の妊娠が発覚して、アメリカ旅行は流れてしまった。
葵が生まれ、世話に追われる日々。
真琴兄ちゃんとの再会の目途は未だ未定。
「抱っこしてみます?智也さん」
「いや、遠慮しておく」
智也さんは唯、ベビーベットに仰向けに寝ている葵を上から眺めた。
「葵か…『源氏物語』に出て来る葵の上を思い出すな。それに葵の花言葉は七つあって、どれもいい意味合いの花言葉だぞ」
「そっか・・・日葵の一文字を取っただけの名前だったから・・・花言葉は分からないな。一度、調べてみようか?日葵」
「うん」
「じゃ俺は帰るぞ。蓮」
「もう帰るのか??」
「俺も色々と忙しいんだ。愛想無くて悪いな・・・」
私と蓮には第一子となる女児が誕生した。
名前は葵(アオイ)ちゃん。
「葵ちゃんか・・・蒼斗の子か?」
「智也先輩、悪い冗談よしてくれ。葵は俺の子供だ」
「そうですよ。正真正銘、私と蓮の娘です」
生後三ヵ月目となる葵を見に智也さんが桐生家に来た。
真琴兄ちゃんがアメリカに旅立ち、蓮の仕事が一段落した頃、私の妊娠が発覚して、アメリカ旅行は流れてしまった。
葵が生まれ、世話に追われる日々。
真琴兄ちゃんとの再会の目途は未だ未定。
「抱っこしてみます?智也さん」
「いや、遠慮しておく」
智也さんは唯、ベビーベットに仰向けに寝ている葵を上から眺めた。
「葵か…『源氏物語』に出て来る葵の上を思い出すな。それに葵の花言葉は七つあって、どれもいい意味合いの花言葉だぞ」
「そっか・・・日葵の一文字を取っただけの名前だったから・・・花言葉は分からないな。一度、調べてみようか?日葵」
「うん」
「じゃ俺は帰るぞ。蓮」
「もう帰るのか??」
「俺も色々と忙しいんだ。愛想無くて悪いな・・・」