情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
《5》嫌いはディナーの後で
日葵side~
私は神尾さんに花束を預け、午後のゼミの送別会に出席した。
「もしかして、桐生さんと付き合ってるの?・・・日葵」
「え、あ・・・まぁ」
「薔薇の花束をプレゼントなんて…さすがは御曹司」
つばさの言葉に苦い笑いしか出来なかった。
蓮さんにとっての六年間はきっと私に対しての恨みつらみが地層のように積もった感じだと思う。
その感情が今、一気に溢れ出しているんだ。
立場の弱いは私は彼に逆らえず、一生このまま復讐され続けるんだろうな。
送別会を終えて、来客用の駐車場へと急いで走り、神尾さんの送迎車を探した。
ワックスで綺麗に磨き抜かれた黒のベントレーの運転席に神尾さんの姿を見た。
神尾さんはシートを倒して、イヤホンを耳に差し込みスマホを弄っていた。
私の姿に気づかず、そのまま大きな欠伸をして瞳を閉じてしまった。
「もしかして、桐生さんと付き合ってるの?・・・日葵」
「え、あ・・・まぁ」
「薔薇の花束をプレゼントなんて…さすがは御曹司」
つばさの言葉に苦い笑いしか出来なかった。
蓮さんにとっての六年間はきっと私に対しての恨みつらみが地層のように積もった感じだと思う。
その感情が今、一気に溢れ出しているんだ。
立場の弱いは私は彼に逆らえず、一生このまま復讐され続けるんだろうな。
送別会を終えて、来客用の駐車場へと急いで走り、神尾さんの送迎車を探した。
ワックスで綺麗に磨き抜かれた黒のベントレーの運転席に神尾さんの姿を見た。
神尾さんはシートを倒して、イヤホンを耳に差し込みスマホを弄っていた。
私の姿に気づかず、そのまま大きな欠伸をして瞳を閉じてしまった。