情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
スープはスイートコーンの冷製スープと、フィッシュはイトヨリのポワレへと続く。
イトヨリの回りを囲むような形に添えられたブロッコリーやモロッコインゲン、ソースは魚料理では定番のブルーブランソース。
淡白なイトヨリに濃厚なバター味のソースが良く合っていた。
私の空になったグラスを見て、蓮さんがボトルのワインを注いだ。
「ありがとうございます」
メインは3種類からチェイスで、私達は別々のモノをオーダーした。
私は牛フィレ肉のグリル焼き野菜添え、蓮さんは鶏肉のルーロー。贅沢にフランス産のフォアグラが乗せられていた。
「ほら、やるよ」
蓮さんが私のプレートに切り分けた肉とフォアグラを乗せて来た。
「ありがとうございます」
彼の心遣いに礼を言った。
私も蓮さんにあげようと思ったが、「俺は要らない」と遠慮した。
考えて見れば、こんな風にフレンチコースを堪能したのは何年振りだろう・・・
私が幼い時は週末になるといつも家族三人で外食していた。
でも、ここ何年は・・・
もしかすれば、ずっと前からお父様の会社は危機に瀕していたのかもしれない。
イトヨリの回りを囲むような形に添えられたブロッコリーやモロッコインゲン、ソースは魚料理では定番のブルーブランソース。
淡白なイトヨリに濃厚なバター味のソースが良く合っていた。
私の空になったグラスを見て、蓮さんがボトルのワインを注いだ。
「ありがとうございます」
メインは3種類からチェイスで、私達は別々のモノをオーダーした。
私は牛フィレ肉のグリル焼き野菜添え、蓮さんは鶏肉のルーロー。贅沢にフランス産のフォアグラが乗せられていた。
「ほら、やるよ」
蓮さんが私のプレートに切り分けた肉とフォアグラを乗せて来た。
「ありがとうございます」
彼の心遣いに礼を言った。
私も蓮さんにあげようと思ったが、「俺は要らない」と遠慮した。
考えて見れば、こんな風にフレンチコースを堪能したのは何年振りだろう・・・
私が幼い時は週末になるといつも家族三人で外食していた。
でも、ここ何年は・・・
もしかすれば、ずっと前からお父様の会社は危機に瀕していたのかもしれない。