情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
蓮さんが注文した日替わりランチは豚の生姜焼き定食。
「メシはおかわり自由だから・・・」
「へぇー」
蓮さんは1杯目のご飯を平らげ、2杯目をおかわりした。
「意外と食べるんですね・・・」
「まぁな、俺は痩せの大食いだ」
蓮さんは私の残したきゅうりのしば漬けに箸を伸ばし、白いご飯の上に乗っけて頬張った。
「美味しそうに食べるんですね・・・」
「ここの店のメシはマジで美味いからな」
私のイメージする蓮さんは冷たい人。彼と過ごす時間が長ければ長くなるほど、そのイメージが崩れていく。
「俺は先に帰る」
先に食べ終えた蓮さんは椅子を立ち上がった。
「もう少しで食べ終わるから、待って下さい」
私は蓮さんの上着の袖を掴む。
「俺、急いでるし」
「…実は私方向音痴なんです」
この辺りは似たようなビルが立ち並ぶオフィス街。
蓮さんの後ついて来ただけで、社屋に一人で戻れるかどうか不安だった。
「日葵って…面白いな」
蓮さんはクスクス笑って、腰を下ろすとスマホを弄りながら私が食べ終わるのを待ってくれた。
彼の笑顔はレアだと思っていたが、私と居る時は良く笑うコトに気づいた。
「メシはおかわり自由だから・・・」
「へぇー」
蓮さんは1杯目のご飯を平らげ、2杯目をおかわりした。
「意外と食べるんですね・・・」
「まぁな、俺は痩せの大食いだ」
蓮さんは私の残したきゅうりのしば漬けに箸を伸ばし、白いご飯の上に乗っけて頬張った。
「美味しそうに食べるんですね・・・」
「ここの店のメシはマジで美味いからな」
私のイメージする蓮さんは冷たい人。彼と過ごす時間が長ければ長くなるほど、そのイメージが崩れていく。
「俺は先に帰る」
先に食べ終えた蓮さんは椅子を立ち上がった。
「もう少しで食べ終わるから、待って下さい」
私は蓮さんの上着の袖を掴む。
「俺、急いでるし」
「…実は私方向音痴なんです」
この辺りは似たようなビルが立ち並ぶオフィス街。
蓮さんの後ついて来ただけで、社屋に一人で戻れるかどうか不安だった。
「日葵って…面白いな」
蓮さんはクスクス笑って、腰を下ろすとスマホを弄りながら私が食べ終わるのを待ってくれた。
彼の笑顔はレアだと思っていたが、私と居る時は良く笑うコトに気づいた。