情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
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田園調布の住宅街とは引けを取らない白金。
どこまで高く白い塀が続く。
ようやく塀がなくなったかと思えば、大きな観音開きの門扉が現れた。
自動で開いた門扉の中へと私を乗せたベントレーは躊躇なく入って行った。
「隣の桐生家本宅よりも蓮様が住んでいらっしゃる邸宅の方が敷地の方が大きいです。この邸宅は蓮様が大学卒業の祝いにと桐生家のご当主・桐生捺様が自ら設計し、現場の指揮をとられ完成されました。捺様の孫に対すると愛と期待が沢山込められた邸宅ですので、大切に住んで下さい」
私は仮婚約者で、当主の捺様には認められていない存在のはず。
蓮さんとここに住まわせて一体何をさせる気?
ベントレーは5,6台は停められそうな駐車場スペースに停まった。
神尾さんが運転席から下りて、後部座席の扉を開いた。
「ここが、蓮様のお住まいの邸宅です。日葵様」
薄闇の中ライトアップされた白い邸宅。
蓮さん一人で住むには広すぎる造りで、贅沢だ。
田園調布の住宅街とは引けを取らない白金。
どこまで高く白い塀が続く。
ようやく塀がなくなったかと思えば、大きな観音開きの門扉が現れた。
自動で開いた門扉の中へと私を乗せたベントレーは躊躇なく入って行った。
「隣の桐生家本宅よりも蓮様が住んでいらっしゃる邸宅の方が敷地の方が大きいです。この邸宅は蓮様が大学卒業の祝いにと桐生家のご当主・桐生捺様が自ら設計し、現場の指揮をとられ完成されました。捺様の孫に対すると愛と期待が沢山込められた邸宅ですので、大切に住んで下さい」
私は仮婚約者で、当主の捺様には認められていない存在のはず。
蓮さんとここに住まわせて一体何をさせる気?
ベントレーは5,6台は停められそうな駐車場スペースに停まった。
神尾さんが運転席から下りて、後部座席の扉を開いた。
「ここが、蓮様のお住まいの邸宅です。日葵様」
薄闇の中ライトアップされた白い邸宅。
蓮さん一人で住むには広すぎる造りで、贅沢だ。