情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
《2》お見合いはスイートルームで
日葵side~
桐生さんの指示通り、私は『ダイヤモンドホテル銀座』のロビーにあるカフェに来たが、彼の姿はなかった。
時間、間違えた?
「あの・・・貴方が金森日葵様ですか?」
サラサラした黒髪をなびかせて歩み寄って来たのは燕尾服の若い男性。
顔はなかなかのイケメン。
「そうですけど…」
「私は蓮様の専用執事の神尾隆(カミオタカシ)と申します。貴方をお迎えに上がりました」
桐生さん専属執事の神尾さん。
主である桐生さんと声の質がそっくりだった。神経質そうに少しずれた眼鏡のブリッジを指で持ち上げ、私を見た。
「あ・・・どうも…私が金森日葵です」
「蓮様の元にご案内致します」
彼は私をエレベーターホールへと案内した。
「桐生さんは何処に居るんですか?」
「蓮様は45階のスイートルームにいらしゃいます」
ス、スイートルーム!!?
話をするだけなのに・・・どうして、スイートルームなの!?下心が見え見え!!
時間、間違えた?
「あの・・・貴方が金森日葵様ですか?」
サラサラした黒髪をなびかせて歩み寄って来たのは燕尾服の若い男性。
顔はなかなかのイケメン。
「そうですけど…」
「私は蓮様の専用執事の神尾隆(カミオタカシ)と申します。貴方をお迎えに上がりました」
桐生さん専属執事の神尾さん。
主である桐生さんと声の質がそっくりだった。神経質そうに少しずれた眼鏡のブリッジを指で持ち上げ、私を見た。
「あ・・・どうも…私が金森日葵です」
「蓮様の元にご案内致します」
彼は私をエレベーターホールへと案内した。
「桐生さんは何処に居るんですか?」
「蓮様は45階のスイートルームにいらしゃいます」
ス、スイートルーム!!?
話をするだけなのに・・・どうして、スイートルームなの!?下心が見え見え!!