情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
眞彩さんは都内でも有名なお嬢様学校・聖エリス女子大英文科を三月に卒業し、大手製薬会社『ソーマ』に入社。
昨日付で私と同じ秘書課に配属され、ゆくゆくは社長秘書になるらしい。
製薬業界では『ソーマ』は最大手だ。
昔、『ソーマ』の先々代の社長と私の曽祖父が知り合いだったとかそんな話を訊いた。
ディナーは軽めに食後のコーヒーとお茶菓子の方が豪華だった。
世界的に有名な焼き菓子と直ぐに売り切れると言う『ロシュ』のバームクーヘン、そして色とりどりのマカロンと三人では食べきれない位の量のスイーツが並んだ。
「私と主人も明和学園出身で・・・明和の同級生だったの」
「お母様とお父様の馴れ初め話は何度も訊きました」
「眞彩は何度も訊いているかもしれないけど・・・日葵さんは初めてでしょ?」
「はぁ」
「まさか…蓮も私達と同じような馴れ初めで結婚を決意するなんてね」
笑って誤魔化すしかなかった。
昨日付で私と同じ秘書課に配属され、ゆくゆくは社長秘書になるらしい。
製薬業界では『ソーマ』は最大手だ。
昔、『ソーマ』の先々代の社長と私の曽祖父が知り合いだったとかそんな話を訊いた。
ディナーは軽めに食後のコーヒーとお茶菓子の方が豪華だった。
世界的に有名な焼き菓子と直ぐに売り切れると言う『ロシュ』のバームクーヘン、そして色とりどりのマカロンと三人では食べきれない位の量のスイーツが並んだ。
「私と主人も明和学園出身で・・・明和の同級生だったの」
「お母様とお父様の馴れ初め話は何度も訊きました」
「眞彩は何度も訊いているかもしれないけど・・・日葵さんは初めてでしょ?」
「はぁ」
「まさか…蓮も私達と同じような馴れ初めで結婚を決意するなんてね」
笑って誤魔化すしかなかった。