情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
後は蓮さんが産まれるまでの不妊治療の苦労話を訊かされ、気づけば十二時を回っていた。
日付が回っても、蓮さんは帰って来ない。
私は一人で広すぎるダブルベットで就寝し、朝を迎えた。
起きても、私一人。結局、蓮さんは仕事が多忙で、近くのホテルに宿泊したのかもしれない。
ダイニングルームに行くと、既に眞彩さんが支度を済ませ、朝食を食べていた。
「おはようございます。眞彩さん」
「同い年だし、眞彩って呼び捨ていいわよ。おはよう、日葵」
「じゃ私も遠慮なく、眞彩と呼びますね」
私は一人娘。
ウチも不妊治療の末、授かった一粒種。
下に妹か弟が欲しかったけど、二人の苦労を考えると言い出せなかった。
蓮さんとは仲良く出来ないけど、妹の眞彩とは上手くいきそうだ。
神尾さんの送迎で、二人揃ってそれぞれの会社に出社。
「お兄様、昨日は仕事で遅くなったの?神尾さん」
「あ、はい・・・まぁ」
「婚約者の日葵を一人にして酷くない?」
「それは・・・酷いですけど・・・しかし、すべての発端は日葵様のせいですから」
私のせいって何?
意味深な神尾さんの言葉は引っ掛かる。
日付が回っても、蓮さんは帰って来ない。
私は一人で広すぎるダブルベットで就寝し、朝を迎えた。
起きても、私一人。結局、蓮さんは仕事が多忙で、近くのホテルに宿泊したのかもしれない。
ダイニングルームに行くと、既に眞彩さんが支度を済ませ、朝食を食べていた。
「おはようございます。眞彩さん」
「同い年だし、眞彩って呼び捨ていいわよ。おはよう、日葵」
「じゃ私も遠慮なく、眞彩と呼びますね」
私は一人娘。
ウチも不妊治療の末、授かった一粒種。
下に妹か弟が欲しかったけど、二人の苦労を考えると言い出せなかった。
蓮さんとは仲良く出来ないけど、妹の眞彩とは上手くいきそうだ。
神尾さんの送迎で、二人揃ってそれぞれの会社に出社。
「お兄様、昨日は仕事で遅くなったの?神尾さん」
「あ、はい・・・まぁ」
「婚約者の日葵を一人にして酷くない?」
「それは・・・酷いですけど・・・しかし、すべての発端は日葵様のせいですから」
私のせいって何?
意味深な神尾さんの言葉は引っ掛かる。