情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
神尾さんと共にエレベーターへと乗り込んで45階フロアを目指した。
「そう、緊張なさらず」
「桐生さんには悪いけど・・・私は就職と結婚の件、お断りに来たんです」
神尾さんの涼しげな表情が一変した。
神尾さんは私に顔を近づけて、冷徹な言葉を吐き出す。
「倒産しかけの会社の社長令嬢の分際で、何をおしゃっているんですか?私だって、この話には乗り気ではありません。なぜなら、蓮様にはもっと相応しい方が居ると思うからです。蓮様も何を考えているのか・・・
ともかく、貴方に断る権利はありませんよ」
桐生さんの援助がなきゃお父様の会社は倒産。
断れないのは百も承知だけど、あの桐生さんと結婚するなんて。
誰か代わって欲しいーーー・・・
「着きましたよ」
「そう、緊張なさらず」
「桐生さんには悪いけど・・・私は就職と結婚の件、お断りに来たんです」
神尾さんの涼しげな表情が一変した。
神尾さんは私に顔を近づけて、冷徹な言葉を吐き出す。
「倒産しかけの会社の社長令嬢の分際で、何をおしゃっているんですか?私だって、この話には乗り気ではありません。なぜなら、蓮様にはもっと相応しい方が居ると思うからです。蓮様も何を考えているのか・・・
ともかく、貴方に断る権利はありませんよ」
桐生さんの援助がなきゃお父様の会社は倒産。
断れないのは百も承知だけど、あの桐生さんと結婚するなんて。
誰か代わって欲しいーーー・・・
「着きましたよ」