情愛シンデレラ~悪魔な副社長と堕ちない花嫁~
「それでは、直ぐにルームサービスのメニュー表をお持ち致します」
「コイツの言うコトは訊かなくていい。神尾お前は俺の言った通りに従えっ」
「承知しました。では、貴方も蓮様と同じコーヒーで」
「分かりました。コーヒーお願いします」
神尾さんがフロントに電話をしてコーヒーをオーダーし、私達を残して廊下に出てしまった。
桐生さんと会うのはあれこれ六年振りか・・・
高校生だった頃の面影は今も残っていた。
ツヤのある黒髪をツーブロックスタイルに仕上げ、色素の薄い切れ長の瞳に高い鼻梁、程よい厚みの形の良い唇。
美しく整った顔立ちも健在で、フルオーダーと思われるダークグレーのスーツを卒なく着ていた。
これで、性格が良ければ私だってスキになっていたかもしれない。
「お前と会うのは六年振りだな。金森日葵」
初めて、桐生さんが私の顔を見た。
「コイツの言うコトは訊かなくていい。神尾お前は俺の言った通りに従えっ」
「承知しました。では、貴方も蓮様と同じコーヒーで」
「分かりました。コーヒーお願いします」
神尾さんがフロントに電話をしてコーヒーをオーダーし、私達を残して廊下に出てしまった。
桐生さんと会うのはあれこれ六年振りか・・・
高校生だった頃の面影は今も残っていた。
ツヤのある黒髪をツーブロックスタイルに仕上げ、色素の薄い切れ長の瞳に高い鼻梁、程よい厚みの形の良い唇。
美しく整った顔立ちも健在で、フルオーダーと思われるダークグレーのスーツを卒なく着ていた。
これで、性格が良ければ私だってスキになっていたかもしれない。
「お前と会うのは六年振りだな。金森日葵」
初めて、桐生さんが私の顔を見た。