殺人鬼からのラブレター
「よっしゃー! レン、ナイスシュート! 」
「サンキュー」
同じチームのクラス仲間とハイタッチをかましていると、ある生徒を呼び出す校内放送がグラウンドに響き渡る。
《2年A組、福田 幸枝、加藤 愛。バレー部顧問から話があるので、職員へ来なさい。繰り返します、2年A組.......》
呼び出されたのは、アイとその友人 福田 幸枝だった。
「あー、もう12時50分かぁ。そろそろ教室に戻ろうぜ」
時計を確認したクラスメイトに声を掛けられ、俺はボールを倉庫に戻し、靴箱へと向かう。
「レン、明日は絶対勝つからな! 」
「勝負すんのも良いけど、それよりもお前と同じチームになりたいよ、俺は」
「ヤダなにその発言。ちょいキュンときた」
そんな雑談を交わしながら、内履きに靴を履き替えていると。
階段の方向から、何か重量感のある物体がガタガタと転がり落ちる音が聞こえた。
「なんだ? 今の物凄い音」
その直後、聞き覚えのある声の叫び声が、木霊する。
「キャーーッ!! あ、アイッ!! 」
それは先ほど校内放送で呼び出されていた、福田 幸枝の声だった。
そして彼女が叫んだのは、アイの名前で……。
「サンキュー」
同じチームのクラス仲間とハイタッチをかましていると、ある生徒を呼び出す校内放送がグラウンドに響き渡る。
《2年A組、福田 幸枝、加藤 愛。バレー部顧問から話があるので、職員へ来なさい。繰り返します、2年A組.......》
呼び出されたのは、アイとその友人 福田 幸枝だった。
「あー、もう12時50分かぁ。そろそろ教室に戻ろうぜ」
時計を確認したクラスメイトに声を掛けられ、俺はボールを倉庫に戻し、靴箱へと向かう。
「レン、明日は絶対勝つからな! 」
「勝負すんのも良いけど、それよりもお前と同じチームになりたいよ、俺は」
「ヤダなにその発言。ちょいキュンときた」
そんな雑談を交わしながら、内履きに靴を履き替えていると。
階段の方向から、何か重量感のある物体がガタガタと転がり落ちる音が聞こえた。
「なんだ? 今の物凄い音」
その直後、聞き覚えのある声の叫び声が、木霊する。
「キャーーッ!! あ、アイッ!! 」
それは先ほど校内放送で呼び出されていた、福田 幸枝の声だった。
そして彼女が叫んだのは、アイの名前で……。