殺人鬼からのラブレター
12月2日、23時50分。
「レン、大変! アイちゃんの家が燃えてる!」
母親に叩き起こされた俺は、轟々と燃え盛る加藤家の前で立ち竦んでいた。
「なんで、アイの家が……」
きゅっと口を結び直し、急いで自宅の庭にあるホースから全身に水を浴びる。
「レン?! 待ちなさい、どこ行くの?! 」
一連の動作を見ていた母さんは、息子が今から何をしようとしているのかが分かったのだろう。
「やめて」と野次馬の中から叫ぶ母親の制止を振り切り、一切の迷いも無く、俺は赤く揺らめく加藤家に飛び込む。
死の真相を追求しなければ、次の彼女を助けられないからだ。
「レン、大変! アイちゃんの家が燃えてる!」
母親に叩き起こされた俺は、轟々と燃え盛る加藤家の前で立ち竦んでいた。
「なんで、アイの家が……」
きゅっと口を結び直し、急いで自宅の庭にあるホースから全身に水を浴びる。
「レン?! 待ちなさい、どこ行くの?! 」
一連の動作を見ていた母さんは、息子が今から何をしようとしているのかが分かったのだろう。
「やめて」と野次馬の中から叫ぶ母親の制止を振り切り、一切の迷いも無く、俺は赤く揺らめく加藤家に飛び込む。
死の真相を追求しなければ、次の彼女を助けられないからだ。