殺人鬼からのラブレター
2人目の通り魔の名は、25歳で無職の五十嵐 大輔。


あるブログ会社のゲームカテゴリーランキングで1位を取り続けている、ゲーマーの間では有名なブロガー。

実家暮らしで両親の年金に頼り、寄生している。

ただ、両親からはその存在を疎まれており、ブログを辞めて働くように説得されると、激昂するという一面を持っている。

「いつかゲーム会社がブログを見て、俺を雇ってくれる」、これが彼の口癖らしい。

ブログの更新に異様な執念を持っている。

近日に販売される大人気ゲーム、『monster』のブログ更新でランキング1位を継続出来るよう、カセットの購入を狙っているが...。

そのゲーム、『monster』がネット予約時から悪徳業者により買い占められ、通常販売も売り切れ続出し、高額で転売されるという事件が巻き起こる。

そして、通り魔となるまでの数日間の流れは...

12月1日、近隣を散歩中に川澄 五郎に物乞いされ、彼を足蹴りする。

そしてブログにて『monster』を極秘に発売する商店街のおもちゃショップのことを呟き、転売業者にハッキングされ、目を付けられる。


12月2日、早朝から商店街のおもちゃショップに並ぶも、転売業者が店に置いてある『monster』を全てを買い占め、購入出来ず。ブログを更新するもランキングで1位を獲得出来ず、発狂する。


12月3日、おもちゃショップの店主を恨み、商店街にて無差別殺人を行う。



……これが、俺が調べた彼らの情報だ。


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