殺人鬼からのラブレター
ノリの良い聞きなれたその声の方を振り返ると、そこには。

「あ、タケ!おはよー」
「タケ、おはよっ」

幼馴染みのタケがいた。

少し茶色がかった短髪に、キリリと吊り上がった細い眉毛。

彼の名前は、竹中 真司(たけなか しんじ)。

レンと同じサッカー部でレギュラーの彼は、喋らなければイケメンの部類に入る人物。

一度口を開けばまぁ呆れるくらいのお調子者で、イタズラ大好きな男の子である。


実は私、レン、タケの3人は小学生からの幼馴染みである。

さっちゃんとは高校から出会ったのだが、彼女は私に話し掛けてくるレンとタケとも、自然と打ち解けるようになった。


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