殺人鬼からのラブレター
部員は「あーあ」と微かに声を漏らしながら、同情のような視線を向けてくる。
「アイちんも大変だね。幼馴染みの竹中くんと喋ってるだけで、あんなこと言われて....」
静寂に包まれていく部室の空気に、熱されていた頭が段々と冷まされてきた。
それと同時に、胸の中に後悔の念が生まれ始める。
「.....私、さっちゃんにヒドイ事言っちゃった...。明日、謝るよ」
部員たちは背中をポンっと押してくれた。
「うん、そうしなよ。何があったのかは、知らないけど。でも2人が気まずいままなのは、私達も嫌だからさ」