殺人鬼からのラブレター
男子生徒はどうやら滑って転ぶ瞬間に、近くにいた別の生徒が持っていた傘で首を怪我してしまったようだ。
「かすり傷だな。絆創膏を貼って様子を見れば、問題ないだろう。今から保健室に行きなさい」
「はーい」
首を抑える男子生徒に、傘の持ち主が頭を下げる。
「ごめんなさい」
.....もしかしたら、私がああなっていたかも知れない。
それも、被害者側に。
ポツポツと降りしきる雨の中、そう考えるとゾクリと背中に嫌な悪寒が走る。
携帯で時計を確認すると、時刻は8時1分を過ぎていた。
(とりあえず一つ目の事故は避けれたみたいだし、教室に向かおう )
ひとまず緊張から解き放たれた私は、早足に教室に向かうことにした。
「かすり傷だな。絆創膏を貼って様子を見れば、問題ないだろう。今から保健室に行きなさい」
「はーい」
首を抑える男子生徒に、傘の持ち主が頭を下げる。
「ごめんなさい」
.....もしかしたら、私がああなっていたかも知れない。
それも、被害者側に。
ポツポツと降りしきる雨の中、そう考えるとゾクリと背中に嫌な悪寒が走る。
携帯で時計を確認すると、時刻は8時1分を過ぎていた。
(とりあえず一つ目の事故は避けれたみたいだし、教室に向かおう )
ひとまず緊張から解き放たれた私は、早足に教室に向かうことにした。