殺人鬼からのラブレター
12月3日
翌朝。
昨日と同じ時間に起床した私は、急いでポストに向かう。
どうやら昨夜火を消してから両親は1度もストーブを点け直さなかったらしい。
リビングには半乾きの洗濯物が、そのまま干されていた。
玄関の扉を開けると、空からは小さな雪がチラチラと降り注いでいる。
家の前に、レンの姿は無かった。
「あれ? まだ寝てるのかな」
首を傾げながらしばらく待つも、一向に現れる気配が無い。
肩と頭に、少しずつ雪が積もってゆく。
こんな朝早くから、家のチャイムを鳴らすわけにもいかないし。
レン、忘れて寝てるのかな……。
両腕を摩りながらポストの中を覗いてみると、そこにはチラシで分厚くなった新聞紙と共に、水色の封筒が入れられていた。
あった、”死の手紙”だ……!
白い息を吐きながら、その封筒を手に取る。
昨日と同じ時間に起床した私は、急いでポストに向かう。
どうやら昨夜火を消してから両親は1度もストーブを点け直さなかったらしい。
リビングには半乾きの洗濯物が、そのまま干されていた。
玄関の扉を開けると、空からは小さな雪がチラチラと降り注いでいる。
家の前に、レンの姿は無かった。
「あれ? まだ寝てるのかな」
首を傾げながらしばらく待つも、一向に現れる気配が無い。
肩と頭に、少しずつ雪が積もってゆく。
こんな朝早くから、家のチャイムを鳴らすわけにもいかないし。
レン、忘れて寝てるのかな……。
両腕を摩りながらポストの中を覗いてみると、そこにはチラシで分厚くなった新聞紙と共に、水色の封筒が入れられていた。
あった、”死の手紙”だ……!
白い息を吐きながら、その封筒を手に取る。