殺人鬼からのラブレター
「アイ! 遅れて悪い。アラーム設定し忘れてて……って、アイ? そんな真っ青な顔して、どうしたんだ? 」
部活休みで、休日姿の黒いダッフルコートを羽織ったレンが、私に走り寄ってきた。
彼は近くに放り捨てられている手紙を手に取り、小さな声でそれを読み上げている。
「なんだ、これ? 」
「えっ?なに、その紙……」
驚きの声を上げているレンの手には、別の紙が握られていた。
「封筒の中に入ってたぞ」
どうやら封筒にはもう1枚の手紙が入っていたらしく、私はそれを無言で受け取る。
最後の手紙には赤いペンで、こう書かれていた。
【18時10分。君の元へ、手紙の差出人が現れる。】と。
部活休みで、休日姿の黒いダッフルコートを羽織ったレンが、私に走り寄ってきた。
彼は近くに放り捨てられている手紙を手に取り、小さな声でそれを読み上げている。
「なんだ、これ? 」
「えっ?なに、その紙……」
驚きの声を上げているレンの手には、別の紙が握られていた。
「封筒の中に入ってたぞ」
どうやら封筒にはもう1枚の手紙が入っていたらしく、私はそれを無言で受け取る。
最後の手紙には赤いペンで、こう書かれていた。
【18時10分。君の元へ、手紙の差出人が現れる。】と。