同じ景色を見れたならば
私たちのサークルは仲良くなるのがモットーであり、ゴールデンウィークにはBBQを企画されていた。
そのサークルにはまたまた偶然にも
ユウタさんも入部していた。
なんだか、私がストーカーをしている気になって仕方がない。
サークルで仲良くなった二人の女の子、マミとナタネ、そして私とユイでお昼休憩を過ごしていた。
マミには彼氏がいるみたいで
何やら恋バナに花を咲かせていた。
『彼と明日デートなんだ』
『いいなあー。あたしも彼氏ほしーい。』
『ナタネかわいいから彼氏いると思ってた、私!』
マミは綺麗めな感じで身長が高くて黒髪の綺麗なストレートヘアだからクールビューティって感じだけど、ナタネは真逆の身長が低くてふわふわしていて女の子らしい感じがまたキュートで小動物みたい。
ユイもショートヘアの似合う爽やか美人だし
私の周りには可愛い子しかいない。
『アヤネは好きな人とかいないの?』
『うーん。いない、と、思う。』
『えーー。怪しい』
はっきりといないと言えるはずなのに
何か引っかかっているような気がして
パッとは言えなかった。
いるといえば、いないような気がして
いないと言えば、嘘なような気がしたからだ。
『それは、いるってことだね。あれでしょ。バイト先の浜野さんって人でしょ。』
『え!誰々!バイト先の人なんだ』
キャッキャ騒ぐ、マミとナタネ。