同じ景色を見れたならば




『だったら今日は帰る前にサークル見学行こうよ!』


『あ、ごめーん。今日はバイトなんだ...』


『え!アヤネ、バイト始めたの!?』


『そうなの。ずっとカフェで働きたくて、電話かけてこの前面接して受かっちゃったの』


『それじゃ、仕方ないね、じゃあまたバイトのない日に行く約束ね』



高校の間はずっとサッカー部のマネージャーしていたからバイトはお預けの3年間。
ユイは高校1年のときからバイトをしていたから、早くやりたくて仕方なくて大学入ってすぐに電話をしてみた。


そう、このバイトこそが私には予想もできない場所になってしまった。



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