甘酸っぱい恋心


「やっと思い出しまして?嬉しいですわ♪」


はぁ、本当に女は苦手だ。


自分の考えを押し付けてくる。


それに、俺に恋愛感情を持っている。


俺はたった一人を除いては女に興味などあるわけがない。


自分で自信をもって言える。


「あの~。八王子様?聞いていらっしゃいますか?」


「え、あ、ごめんね。考え事してて。もう一回言ってもらっても良いかな?」


「嫌ですわw、ちゃんと聞いてくださいまし?」


「あはは、ごめんね。もう一回だけ、ね?」


「ダメ、かな?」


はぁ、俺はまた面倒な事をしたな。最悪だ。はぁ・・・


「八王子様なら構いませんわよ♪」


「それでですね、今日2学期が始まったので、皆さんでカラオケに行こうと思いまして、皆さんを今誘っていて。八王子様もお行きにならないかしら?」


はぁ、面倒だな。


俺は、翔にアイコンタクトで誘われたか確認した。そしたら誘われていたらしい。


いつ誘われたのだろうか。


全く、先に言ってくれれば楽だったのに。まあ良いさ、俺は翔にもう一度アイコンタクトで行くか行かないか聞いた。


そしたら、翔は行くらしい。まぁ、翔が居るなら俺は安心して行けるな。


俺はまた翔にアイコンタクトをした。それは、絶対に来いよっと言う意味を込めて。


翔はバカじゃないから意味は通じたはずだ、来なかったら俺はそく帰ることも翔は考えるだろう。


「八王子様?」



「あっ、ごめんね。空いてるか確認してて無言になっちゃった。本当にごめんね」


「いえ、そんなことないですわよ?急かしてしまい申し訳ありませんわ」


「あのさ」
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