誰から誰までが浮気ですか?
夏が来た。
あつーい、あつーい。夏が来た。

しかし彼女とは付き合った当初の熱々さは冷めてしまい、寒冷地位の寒さになってしまっていた。


テストを無事に終え明日から夏休みが始まる。


遊助「おーい、テストどーだったよ?」

プラスチック製のカバンで勇治の頭を叩く。


勇治「いてぇな、普通だよ。普通。」

不機嫌そうに立ち上がり遊助と教室を出ようとする。
すると扉の前で女の子が待っていた。


作苗「勇治ー!テストどうだった?私はバッチリ!」

満面の笑みで勇治を見上げる。


勇治「普通ですよ、ふ・つ・う!ったく、何で二人して同じ質問してくるかね」

さらにふてくされながら二人を置いて足早に立ち去ろうとする。


遊助「はっはっは。凡才の君には難しかったんじゃないかな?俺は超ヨユーだったけどな♪」

小走りに近付き方を回すが勇治に激しく睨まれる。

勇治「うるせぇな、俺は昨日徹夜で勉強してたから帰って寝る!天才は女と遊んでて下さいませ!」

遊助の腕を振り払い、更にスピードを上げて歩く。


遊助「わるい、わるい。話あるんだけど、ちょっと付き合える?どうせ帰って寝るだけだろ?」
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