クール上司の甘すぎ捕獲宣言!
私達が付き合って、もうすぐ一年になる。
部署も違うし、相変わらず圭一さんは忙しいので、平日は会える機会は少ないけど、その分、週末のデートの後は、お互いどちらかの家で過ごすことが多くなった。
一緒にいて分かったけど、圭一さんは元々、お酒に強い体質で、外では酔わない。それは、ちゃんと自分の限度を知ってるのもあるんだと思う。会社でも、飲み会とかで酔った姿を見た人はいないらしい。
でも、家で二人きりで過ごしている時、飲み過ぎてたまに酔うと、少し甘えたようになって、時々、膝枕をせがんでくる。
膝に乗せた彼の髪の毛に触れながら、なんか背の高い猫みたい、なんて思うと可笑しくなってくる。
外で、特に会社で、あんなにキチッとしててクールに仕事をこなす彼が、時々こんな感じになるなんて、誰も想像してないと思う。
それも、私だけが知ってる秘密かな、なんて考えると嬉しくて、こんな圭一さんも、とても愛しい。
私はあれからというもの、一人で悩んだりせず、圭一さんには何でも話して、聞くようにしている。
何でも言えるのは、圭一さんが優しくて、広くて、私のすべてを受け入れてくれて……私が絶対的に信頼してるから。
安心出来るから--。
私はこの冬、三十歳になる。
周りには結婚して子供もいる友人が増えた。
志帆も、来年、ママになるし。
でも、私は焦ったりしていない。
もちろん、結婚願望がないわけじゃないけど、その前に、今こうして、圭一さんと一緒にいられることが何より幸せだからだ。
その一瞬一瞬を大切にしたいと思う。
部署も違うし、相変わらず圭一さんは忙しいので、平日は会える機会は少ないけど、その分、週末のデートの後は、お互いどちらかの家で過ごすことが多くなった。
一緒にいて分かったけど、圭一さんは元々、お酒に強い体質で、外では酔わない。それは、ちゃんと自分の限度を知ってるのもあるんだと思う。会社でも、飲み会とかで酔った姿を見た人はいないらしい。
でも、家で二人きりで過ごしている時、飲み過ぎてたまに酔うと、少し甘えたようになって、時々、膝枕をせがんでくる。
膝に乗せた彼の髪の毛に触れながら、なんか背の高い猫みたい、なんて思うと可笑しくなってくる。
外で、特に会社で、あんなにキチッとしててクールに仕事をこなす彼が、時々こんな感じになるなんて、誰も想像してないと思う。
それも、私だけが知ってる秘密かな、なんて考えると嬉しくて、こんな圭一さんも、とても愛しい。
私はあれからというもの、一人で悩んだりせず、圭一さんには何でも話して、聞くようにしている。
何でも言えるのは、圭一さんが優しくて、広くて、私のすべてを受け入れてくれて……私が絶対的に信頼してるから。
安心出来るから--。
私はこの冬、三十歳になる。
周りには結婚して子供もいる友人が増えた。
志帆も、来年、ママになるし。
でも、私は焦ったりしていない。
もちろん、結婚願望がないわけじゃないけど、その前に、今こうして、圭一さんと一緒にいられることが何より幸せだからだ。
その一瞬一瞬を大切にしたいと思う。