クール上司の甘すぎ捕獲宣言!
しばらくそのままで駅の方向へと歩いていると、私は、自分の肩があまり濡れていないことに気が付いた。傘は紳士物で大きいが、二人用ではない。
ということは、課長の体が傘からはみ出して濡れてるはず……!
何でもっと早く気が付かなかったの!? 課長に申し訳ないよ……!
「あの、課長!私、向こうのコンビニで傘買いますから!」
激しい雨音に負けじと声を張り上げたのに、なぜか課長はコンビニとは反対の道を進み始めた。
え? どこ行くの?
課長の方を見たけど、その表情からは何も分からない。
黙って付いていくと、一軒の喫茶店の前に来た。
「ここで少し雨宿りしましょう」
そう言って、課長は中に入った。
……人の話、聞いてた?
でも、ここまで傘に入れてくれた恩もあるので、私もそれに従うことにした。
そこは喫茶店よりももっと本格的な洋食屋だった。夜はお酒も飲めるようになっているらしい。
この雨のせいか、店内は誰もおらず、私達は奥の席に向かい合って座った。
案の定、課長の肩はびしょ濡れだった。
ということは、課長の体が傘からはみ出して濡れてるはず……!
何でもっと早く気が付かなかったの!? 課長に申し訳ないよ……!
「あの、課長!私、向こうのコンビニで傘買いますから!」
激しい雨音に負けじと声を張り上げたのに、なぜか課長はコンビニとは反対の道を進み始めた。
え? どこ行くの?
課長の方を見たけど、その表情からは何も分からない。
黙って付いていくと、一軒の喫茶店の前に来た。
「ここで少し雨宿りしましょう」
そう言って、課長は中に入った。
……人の話、聞いてた?
でも、ここまで傘に入れてくれた恩もあるので、私もそれに従うことにした。
そこは喫茶店よりももっと本格的な洋食屋だった。夜はお酒も飲めるようになっているらしい。
この雨のせいか、店内は誰もおらず、私達は奥の席に向かい合って座った。
案の定、課長の肩はびしょ濡れだった。