クール上司の甘すぎ捕獲宣言!
私のどこを気に入って、そんなこと言ってくるのか分からないけど、さっさと断ろう。
「えっと……私と付き合っても、時間の無駄ですよ」
「何で?」
「最初に言っときますけど、私、つまらない女ですから。すぐに飽きますよ。後悔しますよ」
「……誰かにそう言われた?」
「言われたわけじゃないですけど……絶対そうです。二十八年も生きてきたら分かります」
「……」
よし、これで引いたはず。こんなネガティブ思考の女、うっとうしいと思うはずだ。
それなのに。
「じゃあ、それも全部引っくるめて、俺がもらうから」
「!」
「俺は諦めないよ」
何なの、この人、本気なの……?
でも――
そう言って口元を緩めた課長の、初めて見る笑顔に、不覚にもなぜか、胸が高鳴った……。
「えっと……私と付き合っても、時間の無駄ですよ」
「何で?」
「最初に言っときますけど、私、つまらない女ですから。すぐに飽きますよ。後悔しますよ」
「……誰かにそう言われた?」
「言われたわけじゃないですけど……絶対そうです。二十八年も生きてきたら分かります」
「……」
よし、これで引いたはず。こんなネガティブ思考の女、うっとうしいと思うはずだ。
それなのに。
「じゃあ、それも全部引っくるめて、俺がもらうから」
「!」
「俺は諦めないよ」
何なの、この人、本気なの……?
でも――
そう言って口元を緩めた課長の、初めて見る笑顔に、不覚にもなぜか、胸が高鳴った……。