ワイルドストロベリー~不思議な花屋の独り言~
あれ?こんなとこに花屋なんてあったかな…


「綺麗...。」

これさっき見た花束と同じアレンジな感じが...


『いらっしゃいませガロピーヌへようこそ』


ふと声のする方に目をやると
同じ女性同士と思えないほどの女性が花を活けていた。


『ん?いかがなさいました?』

「いえ何か見とれてしまいまして、こちらのアレンジも素敵ですが、あの...その...素敵な店員さんだなと」


クスっ

『ありがとうございます。この店の主人をしております』


店の主人という、この女性と手元にある花達をみて
なんだか不思議な気分になった


『コチラのご来店は初めてかしら…』

「あっはい...今日友人のパーティーでコチラのアレンジに似た花束をみて素敵だなと」


引き込まれるように入った花屋と何故か目を奪われる
女主人に私は賛辞を述べた…


『お客様には花束とコチラのお店が見えたのですね(笑)


彼女に魅入った私はその呟きは頭の中には入って無かった
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