ひと月の妹
新郎の佐々木さんの横に並んで写ったポラロイド写真を手渡された。
「あなたの写真の腕は悪くないですよ。」
カメラマンの人に花嫁の写真も撮っておくように指示して
カメラマンさんは部屋を退出していった。
「それは、今日の記念にお持ち帰りになるといいですよ。」
「ありがとうございます。」
「そろそろ外へ挨拶に出向かないと」
「そうですね。皆さん、お待ちですよ。」」
私たちは一緒に部屋の外に出た。
外には大勢の人々であふれていた。
佐々木さんは知り合いの人に挨拶をされ、
それを機に会場の人々に取り囲まれた。
私は一人会場へ戻った。