ひと月の妹
会場内で紫藤佳代子さんに捕まり
「星(アカリ)さん、どこにいたの?」
「お化粧室に行ってました。」
「そう、お衣裳、私の選んだので良かったでしょう?よくお似合いよ。」
「ええ、お母さま、皆さんが褒めて下さいます。」
自分のセンスを褒められ ご機嫌だ。
「もうすぐ、お式始まるわよ。」
「はい」
私たちは自分の席に着いた。
しばらくすると、アナウンスが始まり
美しい花嫁と花婿の登場に会場内は
色めき立ち賑やかな声が響き始めた。
二人の式は笑顔と歓談に包まれ和やかに進んでいきます。
大学のあの教授たちも順々に挨拶をされ
会場を大いに盛り上げてくれた。