ひと月の妹
「みかんさん、一人で平気かな?」
「大丈夫、僕はすでに仕事は済んだよ。」
「彼女は平気さっ」
「君は買い物に集中して」
「で、その指輪にする?」
「ネックレスも一緒にどう?」
「圭さんに貰ってばかりでわたし何も返してない・・・」
突然、圭さんは、私の首に巻かれた
スカーフを少し直してくれながら
「貰うもの?」
「じゃぁ、考え解くよ」
と、圭さんの笑顔
(その笑顔なんかすごく気になるんですけど・・・)
「これも一緒にお願いします。」
買い物を済ませ
食事も終え、ホテルに戻り
「貰うモノ考えたよ」
「何に決めたの?」
「君はまだ寒そうだよ」
「えっ?」
もう、これ以上赤くならなくてもいいよ・・・