ひと月の妹

 女の子の一人旅

 海に悲しい恋心を人はどうして

 捨てにいくのだろう・・・


 この海をふたりで見にきた。


幼馴染のふたりは

 制服が似合う頃

 
 ここでたくさんの夢や未来を語った。


 手の平で波をすくって

 波の音を聴きながら

 もう訪れることのない

 想い出を一人で閉じていた。

 

 

 

 

 





 




 

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