DVな彼とあたしの恋
荷物をほとんど友喜に持たせて、あたしは夕飯の買い物をする。

「何が食べたい?」

「和食とか。」

「あ、いいね〜♪」

「ヨリ作れんの?」

「そりゃ多少はね。たまには魚でも食べますか!」

「賛成☆」

知らなかった。自分がこんなに誰かのために一生懸命になるなんて。

慣れない魚を、三枚におろす。今日はキッチン友喜は来なかったからバレないだろう。

不格好な魚は煮付けて、崩れた事にした(笑)
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