DVな彼とあたしの恋
電車に乗って、遠くまできた。



しばらく歩くと見えてきたのは観覧車だった。



夜の遊園地?!



いつかアニメで見たことがある、夢みたいなキラキラした世界だった。



昼に来るのとは違う、わくわくした気持ち。



「初めて!夜の遊園地!超いいね!」



「ヨリ、絶対喜ぶと思った。ガキだもんな(笑)」


「はぁ!?」



その日の事は忘れられない。あたしは生きてて一番、素敵な夜だった。
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