DVな彼とあたしの恋
それから
毎日、帰ると友喜がいる。
「ただいま。」

「おかえりー。今日のご飯はー?」

「子供かよっ(笑)待ってて、今作るから。」

カレーを作ろうと、野菜を切っていると後ろから、ギュッ。そして…耳を攻めてくる。

「ねぇ、これじゃ作れないよ。」

「もー、すぐ感じるんだから。」

悪態をついて、部屋に入る。なんでもない日々が、なんだかすごく楽しい。

あたしは毎日、家に帰るのが楽しみだった。…友喜が仕事探してるかも、浮かれてて聞いたりしなかった。
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