恋愛の始め方
2LDKの小さな自宅と、受付、待合室、診察室、治療室とベットが2つ置いた入院部屋が2つ。

小さな建物だが、1人で掃除するには大変だ。

誰かが使うわけでもないので、掃除する意味もない。

だけど始めたら、止められなかった。

夜勤明けのうえ、無駄に掃除をしたせいで疲れが一気に身体を襲う。

自分の部屋に向かい、お風呂に入ることもなく、死んだように眠りについた。

充分な時間の睡眠をとったおかげで、スッキリと目を覚ました。

だけど何もする気が起きなくて、ただぼんやりと天井を眺めて居た。

でも、こうもしていれない。

重い腰を上げ、シャワーを浴び、時間に合わせて実家を出た。

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