エナジーバンパイア
ある冬の寒い日僕は彼女にプロポーズした。

古いバーでエンゲージリングを渡した、これ給料一か月分。

勤務医だから高いものは買えないけど。

彼女は嬉しそうにわらった高揚する顔は赤く染まって美しかった。

引っ越しが終わって、僕らは一緒に住むことになった。

ただ、彼女といるとやはり昂揚感はあるんだけど、なんだか日に日に体が疲れてゆく、「あなた仕事が忙しくて少し疲れてるのよ」

職場に行って、事務員が申し訳なさそうに新聞の切り抜きを渡した。

そこには猟銃自殺した男の記事が載っていた。

内縁の妻となって彼女の名前があった。


僕が知ってるだけでも3人は死んでる少し結婚生活に不安を持った。

徹底的に調べてみたくなったので、調べてみた。

彼女が昔どういう男と付き合ってどうやって生きてきたのか。


興信所を使った。悪いと思った彼女に失礼だとは思ったけどいてもたってもいられなくなった。

一人は事故で死んでた、一人は猟銃自殺一人は水死。


死神みたいな女だ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


今考えると妹は何かを知っていただから結婚に反対したんだ、僕は薄れゆく記憶のなかでぼんやり考えてた。


ある日僕はのいろーぜになって体も悪くしタワーマンションの9階から飛び降りた。


エナジーバンパイア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・彼女のことだった。
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