Dear...
「ねぇ、ねぇ!」
「はい??」
後ろを振り向くと3人のおとこの人に囲まれていた。

「あれ?かわいいと思ったらあれじゃん? 歌手のゆい!!」
「俺らさ~、暇なんだよね。ちょっと相手してくんない??」
「こんなかわいい子とヤれるなんてひさしぶり~♪」

え、怖いけど逃げるしかない。よね?
「すみません。急いでるので。」
そう吐き捨ててどんどん歩いた。

「は??」
「逃がすわけねぇーじゃん。黙ってついてこればいいのによー。」
「ちょっと意識とんでもらうか。」

あっというまにまた囲まれた。
ーなぐられる!!
そう思って目をつぶった。

ドン、

あれ?すごい音だったのに痛みがない。
おそるおそる目を開けると
全身黒の、私なんかよりも絡んできた男の人より背の高い人が拳をうけとめていた。
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