愛さないなんて許さない!
扉が重い音をあげ開いた。
「アリアス、お茶を2つ用意して。それが済んだら今日はもういいわ、下がってちょうだい。」
「かしこまりました。」
アリアスは、軽く頭を下げると早急にお茶を淹れ部屋から出ていった。
「初めまして、ジウォン様。この度ナスラス王国より、参りましたリナラシーエル・ナスラスと申します。どうぞリノとお呼びください。つきましては、これからこの国の王太子妃の名に恥じぬよう精進して参りますのでどうぞよろしくお願いします。」
「……」挨拶をしたのに返事なし。
腐れボンボンめが、挨拶の仕方も知らんのか。 内心よく思いはしなかったが顔には出さず笑顔を貼り付け耐える。
「そんな遠くにおられず、こちらでお茶でもどうですか。毒など盛ったりしませんよ。」
さり気なく誘う。彼に警戒されてはならない。帝国の狼と呼ばれる彼の事。
どうせ、他国の姫である私の事も警戒してるに違い無い。 まずは、その警戒をとかなくては。
「あぁ。そうだな」
短く返事をして彼はゆっくりとテーブルに近づいてきた。
椅子に座り暫しどちらも口を開かずゆっくりとお茶を飲んでいた。
「アリアス、お茶を2つ用意して。それが済んだら今日はもういいわ、下がってちょうだい。」
「かしこまりました。」
アリアスは、軽く頭を下げると早急にお茶を淹れ部屋から出ていった。
「初めまして、ジウォン様。この度ナスラス王国より、参りましたリナラシーエル・ナスラスと申します。どうぞリノとお呼びください。つきましては、これからこの国の王太子妃の名に恥じぬよう精進して参りますのでどうぞよろしくお願いします。」
「……」挨拶をしたのに返事なし。
腐れボンボンめが、挨拶の仕方も知らんのか。 内心よく思いはしなかったが顔には出さず笑顔を貼り付け耐える。
「そんな遠くにおられず、こちらでお茶でもどうですか。毒など盛ったりしませんよ。」
さり気なく誘う。彼に警戒されてはならない。帝国の狼と呼ばれる彼の事。
どうせ、他国の姫である私の事も警戒してるに違い無い。 まずは、その警戒をとかなくては。
「あぁ。そうだな」
短く返事をして彼はゆっくりとテーブルに近づいてきた。
椅子に座り暫しどちらも口を開かずゆっくりとお茶を飲んでいた。