愛★HeRo
椅子から立って、あたしは窓からの景色を見た。



「雨・・・もの凄いなぁ・・・。」


「だろ? ・・・天気予報だってそうだったんだから・・・。」


「そか・・・。」


後ろを振り向くと薄っすらと笑みを浮かべ、あたしを見つめるケイトがソファに座っていた。


「・・・?」


「なんでもない・・・ッ! さてと・・・今日は暇だなぁ~♪」


ソファから立って、背伸びをして、あたしに近づいてきた。



「ねぇ・・・いい加減・・・



教えてよ。」


耳元で囁かれた。



少しだけ 耳がくすぐったかった。
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